都市というものは単独では成り立たず、自然環境と人的環境との調和の上に成り立っています。自然環境という視点から都市をみれば、それは山々や河川からもたらされる恵みもあれば反対に自然災害という形で押し寄せてくることもあります。また農村などとの相互依存関係の上にも成り立っています。
グローバルな視点からは先進地域・発展途上地域に拘わらず他国の都市との競争に晒され、食料を供給する国々やエネルギー・地下資源を産出する国々などとの調和や相互に発展することが都市をつくり維持していく上にも国境を越えて必要な時代となってきています。
つまり人々が安心して住み続けることができる都市をつくるということは、全方位に対して常に配慮を怠らず、自然環境や人的環境を守ることが重要となり、そのような理想的な都市づくりに向けてまずは足許の土地問題を出発点として新しい社会を創造していきます。
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